船形山    2005年 9月11日

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	所在 山形県尾花沢市大字鶴子字御所前
	基準点コード 5740-54-4901	二万五千分の一地形図 船形山
	緯度 38°27′19″.6347   経度 140°37′11″.4155
	標高 1500.23m

湯谷地から山頂方向
 船形山の登山コースはいくつもありま
すが、この日は一番距離の短い大滝野営
場からのコースを登りました。わずか2
時間半ぐらいで山頂に立てるお気楽コー
スですが、そのかわり車で長い林道を走
らなければなりません。
 泉PAでカーナビのセットをしました
が、目的地が林道の奥なので、かなりア
バウトです。セットをした後、また高速
道路を北上し、大和ICで降りて、国道
4号線から457号線へと進み、色麻町
の町外れから西の方へ向かいます。ここ
まで来たときに、うっかりしていたこと
に気がつきました。
 カーナビのセットをしたときに、何も
考えずにそのまま走り出したのですが、
このルートは色麻経由のルートなのです
が、これはより近い舛沢を通るルートの
2倍近く林道走行をしなければならない
のです。朝はどうも頭の働きが鈍いよう
です。ここまで来て戻るのも億劫なので、
このまま色麻経由のコースを行くことに
しました。
 やがて、舟形山登山道入り口という大
きな標識のあるところから森の中の林道
(未舗装)へと進みました。岳山林道で
す。これが非常に長く、ナビは時折あら
ぬ所を走っているような表示をします。
やはり舛沢からのルート(小荒沢林道)
にすればよかった、と何度も思いました。

 やがて色麻大滝の三叉路に付き、狭い
舗装道路を通って大滝キャンプ場に着き
ました。この間の林道走行は約16km
になります。キャンプ場は水場(人命水
という銘水が豊富に流れていた)と炊事
場、それにトイレはありますが、キャン
プ・サイトはただの平らな草地で、果た
してここでキャンプする人がいるのかな、
というような場所です。
 ここに着いたのが8時50分頃。身支
度を整えて出発したのが9時少し前だっ
たと思います。ガイドブックにあるとお
り、道は最初なだらかで、周りはブナの
巨木が目立ちます。何度か沢を渉ったり、
泥のぬかるみ(この辺りは舟形火山の旧
火口底で、湯谷地という名前がつけられ
ています)を渉ったりしているうち傾斜
は徐々にきつくなってきました。小野田
ルートの出会いを過ぎると、道は急な登
りになります。休みながらゆっくり登り
ました。山頂まであと一息というところ
に、展望所というところがありますが、
ここからは前舟形山を眼下に望むことが
できます。少しの急な上りのあと、あっ
けない感じで稜線に出ました。そこは十
字路になっていて、山形方面からのルー
トもここで合流します。右側(北側)に
はご来光岩という眺望のポイントになっ
ている大岩もありました。
 そこから南方向に尾根を緩く登ると山
頂です。山頂到着は12時くらいでした。
 一等三角点は山頂標識のすぐ傍にあり、
数個の保護石に守られていました。最近
手入れされたらしく、文字が黒くはっき
りと読めるようになっていました。
 山頂には20人くらいの登山者がいて、
思い思いにくつろいでいました。私も少
し休んだ後、昼食を摂り、持っていった
ガス・ストーブで湯を沸かしてコーヒー
を淹れました。新しい避難小屋はとても
立派で、細菌濾過式のいわゆるバイオ・
トイレもありました。泊まってみたくな
るようなすばらしさで、まだ木の香りが
していました。
 その後三角点や周りの風景(山形側が
よく見えました)を写真に撮って、12
時45分頃に出発して下山を開始しまし
た。蛇が岳には寄らないことにしました。
 ところで、ここの三角点は「舟形山」
という点名ですが、所在地としては山形
県尾花沢市ということになっています。
山頂標識の1mぐらい西側にあるので、
山形県なのでしょうが、「舟形山」は宮
城県側の呼び名です。栗駒山のように所
在地の地名を採用すれば「御所山」にな
るはずなのですが、よく分かりません。
		

リンドウが咲いていました

眺望抜群です

三角点のアップ

新しい避難小屋

南方向の眺望、三峰山

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