月山    2007年 8月 7日

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	所在 山形県東田川郡庄内町大字立谷沢字本沢1
	基準点コード TR15740605201	二万五千分の一地形図 月山
	緯度 38°32′58.0593 		経度 140°01′37.2525 
	標高 1979.48 m
	選点 明治28年 6月25日	埋標 明治31年 7月25日

金姥付近で見つけたハクサンフウロ
 姥ヶ岳の山頂から、尾根筋をたどって月
山に向かいます。金姥、柴灯森(さいとう
もり)の二つのピーク(ここの鞍部で湯殿
山からのルートが合流します)の山頂は踏
まず、山腹をトラヴァースして道は続き、
やがて牛首という小さな鞍部に着きます。
ここで、リフト上駅から月山本峰に直登す
る道が合流します。ここから先は岩の多い
急な登りとなりますが、歩いた感じではか
なり整備されたように思います。不規則で
はありますが、石が階段状に配置されてい
ます。1時間近く登ると、鍛冶小屋後に着
きました。数年前までは実際に小屋があっ
たそうですが、現在は石垣と廃材の山のみ
が残っています。ここまで来たときに、そ
れまではポツポツと雨粒が落ちてくる程度
だったのが、本降りになってしまいました。
先行していたいくつかのパーティー(全部
で10人ぐらい)が、ザックから雨具を出
して着ています。私も石垣にザックを下ろ
して、雨具を着けました。カメラは濡れな
いように、雨具を出して開いたスペースに
入れました。すぐに歩き出しましたが、雨
はだんだん強くなり、横殴りの風も吹いて
きました。
 鍛冶小屋跡からは、少しの登りで山頂台
地の一角に着きました。晴れていればすば
らしい眺望が得られるはずですが、悪天候
のため何も見えません。鍛冶小屋後で一緒
になったパーティーの後を歩いていたので
すが、やがて山頂小屋の脇を通りすぎて、
彼らはまっすぐ月山神社に向かっています。
私は途中で道を右にそれて三角点を探しに
行きました。三角点は神社の背後にあるの
ですが、石垣があるために神社からは行け
ません。神社に向かって右側の斜面を巻く
ようにして北側に出ると、少し小高くなっ
たところがあり、そこが三角点とケルンの
ある山頂です。弥陀が原からの道も、ここ
に通じています。早速写真を撮る準備をし
ましたが、風雨はますます強くなり、雷も
鳴り始めました。真横の方角で雷鳴が光っ
たようです。慌てて写真を撮り、神社の方
に戻りました。
 神社の鳥居の内側にある休憩所に入って、
風雨が収まるのを待ちました。中には大勢
の人が休んでいました。何人かの人といろ
いろと話をしているうちに風雨が弱まって
きたようです。戸を開けて出てみると、先
ほどとはうって変わって明るくなっていま
した。どうやら寒冷前線が通りすぎたよう
です。風に吹き払われたためでしょうか、
空気が澄んで、遠くの山々がくっきりと見
えます。すばらしい眺めを楽しみながら、
ゆっくりと下山しました。昼食は鍛冶小屋
跡で食べました。

		

三角点とまわりの様子

三角点のアップ

雨が上がって眺望が開けた姥ヶ岳方面

下界もよく見えました。

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