薬来山下山後、夏に発見できなかった
崑岳の一等三角点「崑峯山」を探しに涌
谷に向かって出発しました。夏に行った
時は、思いつきで出発したため、点の記
も地形図も持たずに行ったのです。その
結果、崑岳の山中を車であっちへ行った
りこっちへ来たりして、結局見つからな
かったのです。何とも間の抜けた話です。
それでもＮＴＴの中継所の近くだったよ
うな気がしていたので、近くまで行って
みたのですが、全く見当外れの所を探し
ていたのでした。
　今回は最初からそのつもりだったので、
点の記と地形図をきちんと用意していま
した。また、緯度経度のメモとＧＰＳ受
信機も持参しました。のんびりと車を走
らせたため、崑岳の山頂付近に着いたと
きは４時になっていました。早速道端に
車を停めて、ＮＴＴの送信所前に行って
みると、入り口に向かって右側の小高い
薮が刈り払われてあり、三角点の所在を
示す標柱が見えました。前に来た時はこ
うはなっていませんでした。ただの薮に
なっていたと思います。登ってみると、
きれいに薮が刈り払われて、真ん中に三
角点がありました。また、奥の方に点の
記にある「天測台」らしき平らな石柱が
あったので、それも撮影しておきました。

　この三角点のある涌谷町の崑岳（のの
だけ）は、古来から修験者の修行の山で、
山頂には崑峯寺があるほか、いくつかの
「坊」があり、今でも近郷の人々の信仰
を集めています。また、かなり観光開発
も進んでいて、ゴルフ場などの観光施設
もあります。