三国山    2005年 9月18日

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	所在 宮城県牡鹿郡女川町大字高白浜字向山 
	基準点コード 5741-43-8601	二万五千分の一地形図 志津川
	緯度 38°24′37″.0226   経度 141°26′51″.6690
	標高 440.25m

背後に見えるのはNTTの通信所です
 女川町内の渋滞を抜けてコバルトライ
ンに入り、15分ぐらいで大六天駐車場
に着きました。ここの展望台もすばらし
い眺めで、観光客が大勢いました。この
駐車場の向かいに登山道入り口があり、
早速登り始めました。今回は手ぶらです。
ガイドブックやWEBからの情報による
と、25分ぐらいで山頂に着くというの
で、水も持ちませんでした。出発は午後
3時40分頃。
 道は最初から結構な急登で、杉林の急
斜面を巻くように付いています。やがて
右に曲がると周りは雑木林になりました。
いつも登っている山の雑木林とは明らか
に様子が違います。枯れ木や倒木が多く、
下草もほとんど見られません。また、木
の葉も低いところ(約1m以下)はまっ
たくありません。
 道は徐々に左にまくようになり、傾斜
も若干緩くなってきました。尾根に出た
ようです。このあたりから、周りの林か
ら妙な気配がするようになってきました。
ガサッと音がしたり、なにかに見られて
いるような感じがします。そのせいか、
知らず知らずのうちに足が早まり、山頂
のNTTの通信所の前に、登りはじめか
らほぼ25分で着いてしまいました。汗
だくです。早速三角点を見つけて写真を
撮り、すぐに下山を開始しました。三国
神社にも公園にも行きませんでした。何
かいやな気配があったからです。
 下り始めて5分ぐらいの尾根道で、行
く手に突然鹿が現れました。左側の雑木
林から飛び出してきたのです。鹿は私の
方を振り返ってちょっと見ると、すぐ右
側の雑木林の中に入っていきました。そ
して10mぐらい行って立ち止まり、私
の方をじっと見ているような感じでした。
急いで写真を撮ろうとしたのですが、背
後(つまり道の左側)からまたガサッと
音がして、それをきっかけにするように
鹿は雑木林の奥の方に行ってしまいまし
た。写真は撮れませんでしたが、森が荒
れている理由はこれで分かりました。鹿
の食害なのです。低い部分の木の葉だけ
きれいに無くなっていた理由も納得でき
ました。要するに増えすぎなのでしょう。
		

三角点のアップ

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