手倉山    2006年11月23日

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	所在 宮城県伊具郡丸森町大字大内字青葉南216
	基準点コード TR15640565301	二万五千分の一地形図 松島
	緯度 37°48′1″.6833		経度 140°47′35″.5949
	標高 672.12m 
	選点 明治24年 8月25日	埋標 明治25年11月25日

麓からの遠望、送信所のアンテナが見えます

 この三角点のある手倉山は、宮城県最南
端の丸森町と、福島県との境界上にありま
す。先日一本楢で出会った福島県の人は、
この三角点の所在地を福島県に入れていま
したが、国土地理院の正式なデータでは宮
城県になっています。私も舟形山(山形県)
や酢川岳(岩手県)を宮城県に入れていま
すから、まぁ、こんなものでしょう。
 山頂にNTTの送信所があるため、車道
(舗装道)が山頂まで通じています。しか
し、昨年の夏に、ここを訪れたときには、
途中に陥没しているところがあり、とても
車で登るのは不可能でした。従って今回は
再チャレンジということになります。丸森
町大内地区経由でアプローチし、中腹まで
快適なワインディング・ロードを登ります。
山頂へ通じる道は、何かの記念碑のような
物のあるカーブの所から右の細い道に入り
ます。しかしこの道は前回も行ってみたの
ですが、途中から通行不能になります。今
回は行けるところまで行って、あとは歩い
て行こうと思って進んだのです。この道の
入り口近くに1軒の民家があるので、道の
状態を聞いてみようと思い、車を停めて庭
先から呼びかけてみました。応答があった
ので、玄関先にお邪魔しました。すると、
おじいさんとおばあさんが食事をしている
ところでした。そう言えばちょうど昼時で
した。食事の邪魔をしてごめんなさい。
 このおじいさんの話では、この道はやは
り車は通れない、とのことでしたが、迂回
路があるという情報を得ることが出来まし
た。この道より少し東よりの所に、その迂
回路の入り口があり、砂利道であるが、置
くに民家があるので整備しているというこ
とでした。お礼を言って、おじいさんの言
葉のとおりに行ってみたら、確かにありま
した。
 迂回路は、結構道幅もあり、楽に通れる
道でしたが、本来の道に合流してからはか
なり要注意の道でした。所々舗装してある
のですが、なにしろ狭い。所々に陥没もあ
りますし、ぬかるみもありました。それで
も、15分ぐらいで山頂に着くことが出来
ました。山頂には送信アンテナが立ち並ん
でいます。その脇の小高いところに三角点
がありました。周りは雑木林のようです。
今は葉が落ちているので簡単に見つけるこ
とが出来ましたが、夏だったら苦労したか
もしれません。
 いつものように写真を撮って帰路につき
ましたが、帰りは登りよりも慎重な運転が
必要でした。ガードレールのない狭い道は
本当に怖いものです。

		

道の様子、私の車がやっと通れました

三角点は雑木林の中にあります

三角点のアップ

山頂にある送信所、青い車は私の愛車です

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