権現森    2006年 7月 8日

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	所在 宮城県仙台市青葉区芋沢字権現森山国有林23,24林班 
	基準点コード 5740-36-4401	二万五千分の一地形図名 仙台空港
	緯度 38°17′13″.1839		経度 140°48′6″.3857
	標高 314.07m
	選点 明治30年 6月17日	埋標 明治30年 9月25日

四阿の奥に三角点があります
 仙台市の市街地の西方、広瀬川を挟ん
で北に蕃山と対峙する位置にあるのが権
現森です。蕃山は東西に尾根が伸びてい
ますが、こちらは南北に伸びています。
高さも雰囲気も蕃山とよく似ており、仙
台を代表する里山の一つといってよいで
しょう。
 この日は、栗駒山にでも行こうか、と
思っていたのですが、あいにくの曇りで、
西の方(蔵王の方角)を見ると、真っ白
にガスがかかっていて何も見えません。
早々に山行をあきらめて家内の買い物に
付き合ったりしていたのですが、午後に
なっても雨が降り出す気配がなく、どこ
か近くの山を歩いて来よう、と思い立ち、
まだ行ったことのない権現森を目指すこ
とにしたわけです。
 権現森も蕃山と同じように、いくつも
のハイキングコースが整備されています
が、今回は最も短時間で山頂に到達でき
る国見橋コースを選びました。国見橋と
いうのは、仙台北環状線の葛岡清掃工場
への十字路を西に折れたところにある東
北縦貫道に架かる橋です。橋を渡るとす
ぐに登山道が始まります。駐車スペース
は2台分ぐらいでしょうか。
 登り始は赤土に石がゴロゴロした荒れ
た道でしたが、尾根に出ると歩きやすい
なだらかな道にありました。尾根に出た
ところの三叉路を右(北)に曲がり、緩
やかな起伏のある道をたどると、30分
ぐらいで広場のようになった展望所にな
ります。ここをそのまま道なり(左にゆ
るくカーブ)に行くと活牛寺という禅寺
に着きますが、山頂は広場を突っ切って
2〜3分急登したところです。山頂には
四阿がありますが、ベンチなどはありま
せん。三角点は、その四阿の北側の草む
らとの境目付近にあります。かなり風化
していますが、補修された形跡はありま
せん。字ははっきりと読めます。
 四阿の屋根の下は砂地になっていて、
アリジゴクの巣がたくさんありました。
また屋根の下の砂地の一部を強く踏むと、
「トン」とひびく音がするのですが、下
に空洞があるようです。理由は分かりま
せん。
 帰りは来た道を戻りましたが、途中で
カモシカに出会いました。あわててカメ
ラのシャッターを切ったのですが、樹林
の中のため、暗くて写っていませんでし
た。また、近くにクレー射撃場があるた
め、銃声が何度も聞こえてきて、ちょっ
と興ざめでした。

		

三角点のアップ

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