羽山   2005年10月 8日

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	所在 宮城県仙台市太白区秋保町大字境野字大倉山1
	基準点コード 5740-25-8501	二万五千分の一地形図 陸前川崎
	緯度 38°14′13″.0844		経度 140°41′24″.2933
	標高 432.68m

山頂標識と三角点
 この三角点は、仙台市太白区の秋保に
ある、大倉山の山頂にあります。大倉山
は、国道286号線(笹谷街道)を、秋
保温泉を過ぎてさらに西の方に進むと、
左手前方に見えるほぼ三角形の山で、な
かなかボリューム感のある姿をしていま
す。標高は432.7mでさほど高山で
はありませんが、登山道の標高差はおよ
そ350mほどで、結構登りがいがあり
ます。

 道は山の北側から登る登山道と、西側
の国久から山頂まで通じる車道がありま
すが、これは小型のSUVでないと通行
は無理でしょう。後でも触れますが、こ
れは山頂にテレビ電波の送信所があり、
そのメインテナンスのための道路なので
す。もちろん歩いて登ることもできます
が、全く面白みはありません。
 登山道の入り口は、ちょっと分かりに
くいところにあります。国道286号線
のかんかね温泉バス停の所から左に入り、
少し下って名取川にかかる橋を渡り、少
し登るとT字路になります。右がかんか
ね温泉で、左に行くと秋保の温泉街に通
じています。ここを左折して50mくら
い行くと、右側(南側)に民家が2軒並
んでいます。その間が登山道入り口にな
ります。「羽山神社参道入り口」という
表示もあります。山の方を見ると、石造
り(コンクリート?)の鳥居も見えます
が、その奥は森の中なので薄暗く何も見
えません。

 民家の間の細い道を通り、鳥居をくぐ
ると小さな沢に丸木橋が架かっていまし
た。そこから先は杉林の中のやや急な登
りになります。やがて周りは雑木林にな
りますが、道はどんどん久になっていき
ます。道には栗のいががたくさん落ちて
おり、枯れ葉も積もっています。登りの
途中、2ヶ所ほど、大きな岩の下に御幣
が立ててあるのを見つけました。改めて
この道は「参道」なのだな、と思いまし
た。
 やがてロックガーデン(私の命名です)
を過ぎると、まもなく山頂です。山頂は
北東から南西方向に伸びる細長い台地上
になっていて、登山道は、北東の端にた
どり着きます。そこに2棟のテレビ送信
所があり、奥に緩く登りながら進むと羽
山神社が鐘楼と並んで建っています。三
角点はさらに奥の方に進むと少しだけ小
高くなったところがあり、そこにありま
す。周りは草地で、すっかり草むらに埋
もれていました。
 写真を撮って、神社の石段に座って食
事の用意をしているうちに、雨が降って
いることに気がつきました。風もかなり
強くなってきました。遠くに見えていた
太白山も、ガスで見えなくなっていまし
た。神社の軒下に座っていたので気が付
かなかったようです。早く下りた方がよ
いかな、と思いながら食事をしているう
ちに、雨は上がってしまい、眺望もよく
なってきました。

 帰りは往路を戻りましたが、登りの時
よりもだいぶ急坂のように感じました。
道に落ち葉が積もっているために滑りや
すく、慎重に歩きましたが、35分で登
山口の鳥居に着きました。
		

三角点のアップ

羽山神社

かんかね温泉入り口からの大倉山

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