日和山    2010年 7月10日

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	所在 宮城県石巻市門脇町1丁目18 
	基準点コード TR35741520401  二万五千分の一地形図名 石巻
	緯度     38°25′29.0406 経度 141°18′28.3699 
	標高         54.96 m
	選点         平成2年5月9日 埋標 平成2年5月11日
    (旧設置 明治43年6月8日)


古びていますが、文字ははっきり読み取れます。
 石巻市の旧北上川の河口(右岸)に、日
和山と呼ばれる丘があります。名前の通り、
かつては石巻港に出入りする船のために天
候を見た山なのだそうですが、調べてみる
と、結構な歴史のあるところであることが
わかりました。鎌倉時代に、土地の豪族で
ある葛西氏によって、この丘の上に石巻城
が築かれ、戦国期まで維持されたそうです。
葛西氏は戦国期の有力大名でしたが、豊臣
秀吉の奥州仕置によって、大名としては滅
びました。
 現在の日和山は、民家や様々な建物が狭
い道沿いに立ち並んでいますが、一部が日
和山公園となっており、桜とつつじの名所
とされています。

 三角点は、山頂付近にある駐車場の真向
いの公園の草地(崖際)にあり、近くには
四阿があって、眺望もなかなかのものです。
木々の間から、石ノ森萬画館も見えました。
点の記によれば、この三角点は、明治43
年に設置されたものが、平成2年に再設置
されたようです。場所が移ったのかどうか
はわかりませんが、標石はそのままもとの
ものを使用したようです。


		

近くに四阿がありました。

石ノ森萬画館が見えます。

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