釜房山    2008年10月19日

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	所在 宮城県柴田郡川崎町
	基準点コード TR35740253601	二万五千分の一地形図名 陸前川崎
	緯度 38°11′51.5804 		経度 140°42′01.2088
	標高 384.76 m
	点の記が無いため、正確な所在地等は不明

登山道の様子、かなり急です

 仙台市の西に隣接する川崎町に、釜房
ダムがあり、仙台市の主要な水瓶のひと
つとなっています。この三角点のある釜
房山は、このダムのサイトのすぐ傍にあ
ります。仙台から山形方面に向かって走
り、ダムサイトを過ぎようとするときに
左側にあるずんぐりした山、それが釜房
山です。

 登山道はダムサイト側(北側)の駐車
場からのものと、反対側からの二つあり
ますが、現在北側登山道は落石の危険が
あるということで、通行禁止になってお
り、入口(ダムサイトの駐車場内)は閉
鎖されています。南側登山道の入口は、
閉鎖された宿泊観光施設(「バリハイセ
ンター」)のゲート前にあります。ダム
サイトを過ぎて、ダム湖に架かる橋を渡
らずに左の道にはいると間もなくです。

 登り始めると、間もなくジグザグの急
登になります。「いろは坂」と名付けら
れていて、実際には「いろは」だけでは
足りないほど曲がりくねっています。急
斜面につけられた道なので、やむを得な
いでしょう。
 雑木林の中の急坂を、40分ほど登る
と、傾斜が緩み、山頂が近いことがわか
ります。山頂近くはなだらかな登りで、
実に気持ちのよい道でした。
 山頂は木々に囲まれた広場になってお
り、眺望はありません。葉の落ちた冬場
ならば結構見通しがあるのでしょうが、
葉のあるうちはあきらめるしかありませ
ん。
 山頂広場の中央に、「栄存神社」と彫
られた大きな石碑があり、鳥居もありま
す。石巻の牧山にも同じ名前の神社があ
りますが、関係は不明です。石巻の栄存
神社はこの辺りを開いた片桐栄存を祭神
とするもので、この人は片桐且元の孫に
当たるのだそうです。

 さて、肝心の三角点ですが、石碑の脇
にかなり埋もれた状態になっていました。
標石そのものはきれいです。右から読む
「三等」と、縦書きの「三角点」の「三」
のみが読み取れます。おなじみの白い標
柱(国土交通省)はありませんでした。
写真を撮って休憩したあと、すぐに下山
しました。下山はあっと言う間で、20
分くらいしか掛かりませんでした。

		

山頂近くになると傾斜が緩みます

山頂の栄存神社と三角点(右端)

三角点のアップ

登山口近くから釜房湖

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