この三角点は、先日訪れた白鷹山のすぐ
近くの東黒森山の山頂にあります。どちら
も１〜２時間程度で往復できる山ですので、
１日で２つの山を登ることも可能なのです
が、別な用事もあり、２回に分けての訪座
となりました。効率が悪いですね。
　この辺り一帯は「白鷹火山群」と呼ばれ
る古い火山の跡で、白鷹山や東黒森山は外
輪山にあたります。大沼などの湖沼の点在
するあたりがカルデラということになりま
す。現在は「山形県民の森」として、キャ
ンプ場や自然の家など、様々な施設も整備
されており、ハイキングコースも数多くあ
ります。
　東黒森山の登山口は、県道１７号線の大
沼を過ぎて少し西に進んだところから北東
方向に分岐する林道（舗装されています）
にあります。２００ｍほど離れて２つの登
山口があり、周回コースを取ることができ
ます（私はピストンしました）。登り口の
反対側に駐車スペースがあるので、車を停
めて早速歩き出しました。最初は杉の植林
地ですが、すぐに雑木林の中を進むように
なります。所々に木製の階段のある急登が
ありますが、さほど苦労することもなく、
２５分ほどで山頂に着きました。
　山頂は樹林で囲まれた草原になっており、
木で作った展望台があります。三角点は、
草原の東端にありました。もう一つの登山
口（下山口）のすぐ近くです。三角点の背
後（北側）に同じような標石がありますが、
正体は不明です。
　三角点などの撮影をした後、展望台に上
り、あたりを眺めながら昼食にしました。
この日は晴れてはいるのですが、かすみが
かかってような状態で、あまり展望は得ら
れませんでした。それでも山形の市街地な
どが足元に見えて、なかなかに楽しめまし
た。帰りは、来た道を戻りました。