笹倉    2005年11月23日

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	所在 宮城県黒川郡大和町大字宮床字笹倉82
	基準点コード 5740-46-8501	二万五千分の一地形図名 根白石
	緯度 38°24′19″.1123		経度 140°48′43″.2599
	標高 506.47m

亀の子石、山頂の方を向いています
 大和町の笹倉山は、現在七ツ森の一つと
いうことになっていますが、もともとはそ
うではありませんでした。七ツ森は本来、
「松倉山」「撫倉山」「大倉山」「遂倉山」
「鎌倉山」「鉢倉山」、それに「たがら森」
の七山だったのですが、いつの頃からか、
最北端のたがら森を外してこの笹倉山を入
れるようになったのだそうです。これには、
七つ森の各山頂にあった薬師如来を、笹倉
山頂に合祀した、というような事情もあっ
たようです。しかし、笹倉山は、本来の七
ツ森からは、若干離れていますし、標高も
だいぶ違うので、これを七つ森の一つとい
うのには、私には違和感があります。
 笹倉山の登山口は2つあり、どちらも大
和町の宮床から難波に通じる伊達山林道か
ら登ることができます。宮床に近い方が御
門杉登山口、より奥の方が難波口です。御
門杉の方が出発点の標高が高いのと、駐車
スペースが結構あるので、こちらから登る
人が大部分のようです。
 御門杉登山口には立派な石柱の門があり
ます。ここを通って登山道にはいると、す
ぐに杉の植林地の登りになります。ちょう
どよい間隔の石段になっており、歩きやす
い道です。やがて大きな石のある姥坂を過
ぎると、ちょっとした岩場の急登になりま
すが、鉄製の手すりが設置してあり、危険
はありません。手すりのある坂を過ぎると
尾根に出ます。ここでT字路になっており、
右に行くと銚子の口と呼ばれる岩場の展望
台になっています。左が山頂方向ですが、
少し歩くとすぐに亀の子石があります。謂
れを書いた看板もありますが、この日は地
面に落ちていました。また、ベンチがあり
一休みをするにはちょうどよいところです。
 亀の子石からは尾根の登りになりますが、
長くは続かず、山頂下の急斜面をジグザグ
に登る道になります。直登する近道が交錯
しています。やがて急登が終わると国見崎
と呼ばれるる眺めのよいところに出ます。
ここは山頂台地の東端で、東屋があります。
薬師堂のある山頂はここからに死の報に5
分ほど歩いたところです。緩い登りの笹薮
の中の道です。山頂には眺望が無く、登山
者たちは皆国見崎の方で休むようです。三
角点は薬師堂の手前の右側の草やぶの中に
ありました。おなじみの「三角点を大切に
しよう」の標識は根元からおれていました。
 三角点の写真を撮ってから国見崎に引き
返し、昼食にしました。王城寺ケ原からの
自衛隊の演習の砲声が驚くほど間近に聞こ
えました。



		

国見崎からの眺め、七ツ森が見えます

草むらの中の三角点

三角点のアップ

山頂の薬師堂

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