大古石    2010年 7月10日

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	所在 宮城県石巻市大字鮎川浜字黒崎1−430 
	基準点コード TR35741343101    二万五千分の一地形図名 石巻
	緯度     38°17′19.1632   経度 141°31′04.2281  
	標高         211.73 m
	選点         昭和61年5月23日 埋標 昭和61年5月23日
    (旧設置 明治43年5月10日)


鮎川港沖が見えます。
 現在は石巻市の一部地なった牡鹿半島の
先端部に、御番所公園という非常に眺めの
良い公園があります。アスレチックや展望
台などがあり、家族で楽しめるところです
が、この三等三角点「大古石」は、この公
園の中にあります。
 ここは、江戸時代の初めに、徳川家光の
鎖国令に伴って、幕府の命により全国に置
かれた、外国船の接近を警戒するための施
設のひとつがあったところです。「仙台藩
鮎川浜唐船番所」といい、仙台藩には他に
宮戸島の大浜などにも、同様なものがあり
ました。

 この日は、鮎川方面から来たので、南側
から公園に入る形になり、三角点を探すの
に、少々手間取りました。というのは、南
側から入って駐車場に車を停めると、目の
前に展望台があり、そこが最奥だと勘違い
してしまったからです。実際には展望台の
だいぶ北のほうに三角点があるのです。
 三角点は、御番所跡の石垣のすぐそばに
あり、あたりに記念碑などもありました。
また、鮎川港沖の太平洋が見えますが、振
り返ると金華山が大きく迫ってきます。さ
すがに「唐船番所」を設けただけあって、
極めて眺望のよいところです。点の記によ
れば、この三角点は、明治43年に設置さ
れましたが、昭和61年に再設置されてい
ます。その際、標石も新しいものに取り換
えられているようです。

		

三角点のアップ

唐船番所跡の記念碑です。

振り返ると金華山

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