所在 宮城県石巻市大字鮎川浜字黒崎1−430 基準点コード TR35741343101 二万五千分の一地形図名 石巻 緯度 38°17′19.1632 経度 141°31′04.2281 標高 211.73 m 選点 昭和61年5月23日 埋標 昭和61年5月23日 (旧設置 明治43年5月10日)
鮎川港沖が見えます。 |
現在は石巻市の一部地なった牡鹿半島の 先端部に、御番所公園という非常に眺めの 良い公園があります。アスレチックや展望 台などがあり、家族で楽しめるところです が、この三等三角点「大古石」は、この公 園の中にあります。 ここは、江戸時代の初めに、徳川家光の 鎖国令に伴って、幕府の命により全国に置 かれた、外国船の接近を警戒するための施 設のひとつがあったところです。「仙台藩 鮎川浜唐船番所」といい、仙台藩には他に 宮戸島の大浜などにも、同様なものがあり ました。 この日は、鮎川方面から来たので、南側 から公園に入る形になり、三角点を探すの に、少々手間取りました。というのは、南 側から入って駐車場に車を停めると、目の 前に展望台があり、そこが最奥だと勘違い してしまったからです。実際には展望台の だいぶ北のほうに三角点があるのです。 三角点は、御番所跡の石垣のすぐそばに あり、あたりに記念碑などもありました。 また、鮎川港沖の太平洋が見えますが、振 り返ると金華山が大きく迫ってきます。さ すがに「唐船番所」を設けただけあって、 極めて眺望のよいところです。点の記によ れば、この三角点は、明治43年に設置さ れましたが、昭和61年に再設置されてい ます。その際、標石も新しいものに取り換 えられているようです。 |
三角点のアップ | |
唐船番所跡の記念碑です。 | |
振り返ると金華山 | |