東宮    2007年 3月11日

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	所在 宮城県宮城郡七ヶ浜町大字東宮浜字西大木24−37
	基準点コード TR45741305301	二万五千分の一地形図名 塩竈
	緯度 38°18′16″.7631		経度 141°2′37″.1296
	標高 38.73m
	選点 昭和61年1月17日	埋標 昭和61年1月17日
	  ※旧選点 昭和50年2月19日 旧埋標 昭和50年2月21日

大木囲貝塚の説明表示板
 松島湾の南に突き出た七ケ浜半島の内側
(松島湾側)の付け根の部分に、大木囲貝
塚があります。仙台湾沿岸は、東京湾沿岸
に次いで貝塚の多いところといわれており、
中でも松島湾(仙台湾からさらに内陸に入
り込んでいます)は周辺には、大きな貝塚
がいくつもあります。大木囲(だいきがこ
い)貝塚は、その代表的なもので、国指定
の史跡になっています。東西270m。南
北280mのほぼ楕円形の土地に、数十箇
所の貝層が分布していて、環状あるいは馬
蹄形の貝塚です。貝層に囲まれた中心部分
には、竪穴式住居跡が確認されており、継
続的に6〜8の家族が生活していたと考え
られています。貝層の厚さが2mにもなり、
縄文前期から中期にかけての層位調査を効
果的に行うことができるため、東北地方で
の標識遺跡(他の遺跡の編年基準になる遺
跡)になっています。現在は広い草地の公
園として整備されています。

 四等三角点「東宮」は、この遺跡の中に
あります。「東宮」とは変わった点名です
が、この辺りの地名です。点の記の記述に
よれば、最初の選点・埋標からわずか11
年で移設が行われています。ひょっとする
と、発掘調査の都合によるものなのでしょ
うか?また、さほど古い標石ではないはず
なのですが、写真で見られるとおり、非常
に激しく摩耗しています。このあたりは今
後調べてみようと思っています。








 犬を連れたおばあさんが散歩していまし
た。犬を連れて入るのは禁止のはずなので
すが。
		

三角点と標柱

三角点のアップ

大木囲貝塚の様子

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