まだ不完全なエルガー作品リスト


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 Edward Elgar(1857〜1934)は、ヘンリー・パーセル以来、約200年ぶりにイギリスに
出現した大作曲家、と言われています。作風にはさほど目新しさはありませんが、イギリ
ス人の大多数にとって親しみやすい雰囲気があり(素材や語法が民族的というわけではあ
りません)、イギリス国内では広く支持されています。各ジャンルにわたって多数の作品
を残しましたが、まだ調査中の部分が多く、以下の作品リストは暫定版ということにいた
します。

曲種別目次


バレエ音楽 付随音楽 管弦楽曲 小管弦楽 弦楽合奏曲 協奏曲 室内楽
ピアノ曲 オルガン曲 オラトリオ カンタータ 合唱曲 独唱曲


バレエ音楽

    真紅の扇Op.81(1917)
      ※1917年ロンドンで初演
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付随音楽

    子どもの魔法の杖op.op.(op.869頃)
      ※後に2曲の組曲に編曲
      ※第1組曲op.1aは1907年ロンドンで初演
      ※第2組曲op.1bは1908年ウースターで初演
    グラニアとディアルミドOp.42(op.90op.)
      ※1901年ダブリンで初演、G.ムーアとW.B.イェーツの劇のための音楽
    インドの王冠Op.66(1911〜12)
      ※1912年ロンドンで初演、2景12曲で、後に管弦楽組曲に編曲
      ※ハミルトンの仮面劇のための音楽
    星明かりの速達便op.78(1915)
      ※1915年ロンドンで初演
      ※A.ブラックウッドの「おとぎの国の捕われ人」のV.ピールンの翻案への音楽
    アーサー王(1922〜23)
      ※1923年ロンドンで初演、ビニョンの劇のための音楽
    伊達男ブランメル(1928)
      ※1928年バーミンガムで初演、B.P.マシューズの劇のための音楽
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管弦楽曲

    交響曲第1番変イ長調op.55(1907〜08)
      ※1908年マンチェスターで初演、4楽章構成
    交響曲第2番変ホ長調op.63(1910〜11)
      ※1911年ロンドンで初演、4楽章構成
    交響曲第3番op.88(1932〜33)
      ※未完であったが1988年ペインが補筆完成
    カンティークop.3(1912)
    セビリャーナop.7(1884/1889改訂)
    スルスム・コルダop.11
      ※1894年初演
    序曲「フロワッサール」op.19(1890)
      ※1890年ウースターで初演
    セレナードホ短調op.20(1892)
      ※1905年初演、弦楽のための作品
    帝国行進曲(イギリス行進曲)op.32(1897)
      ※1897年初演
    エニグマ変奏曲op.36(1898〜99)
      ※1899年初演
    抒情的なセレナード(1899)
    行進曲「威風堂々」op.39
      1 第1番ニ長調op.39-1(1901)1902年リヴァプールで初演
      2 第2番イ短調op.39-2(1901)1902年リヴァプールで初演
      3 第3番ハ短調op.39-3(1904)1905年ロンドンで初演
      4 第4番ト長調op.39-4(1907)1907年ロンドンで初演
      5 第5番ハ長調op.39-5(1930)1930年ロンドンで初演
    序曲「コケイン(ロンドンの下町にて)op.40(1901)
      ※1901年ロンドンで初演
    序曲「南国にてop.50(1903)
      ※1904年初演
    戴冠式行進曲op.65(1911)
      ※1911年ジョージ5世の戴冠式で初演
    交響的習作「ファルスタッフ」op.68(1913)
      ※1913年初演
    交響的前奏曲「ポローニア」op.76(1915)
      ※1915年初演
      ※第一次世界大戦におけるポーランド難民救済基金募集の演奏会のために作曲
      ※同演奏会の主催者パデレフスキーに献呈
    市民のためのファンファーレ(1927)
      ※1927年ハートフォード音楽祭で初演
    セヴァーン川組曲(1932)
      ※同名の吹奏楽曲(1930)から編曲、1932年ウースターで初演
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小管弦楽曲

    3つの性格的小品op.10(1882〜89)
      1 マズルカ(1882)
      2 ムーア風のセレナード(1882)
      3 コントラスト(ガヴォット1700〜1900年)(1789)
      ※1と2は1899年に改訂
    愛のあいさつop.12(1889)
      ※原曲はピアノ曲(1888)
    メヌエットop.21(1897)
      ※原曲はピアノ曲、1899年ニューブライトンで初演
    2つの小品op.15
      1 朝の歌
      2 夕べの歌
      ※原曲はピアノとヴァイオリンの曲、1901年ロンドンで初演
    夢の中の子供たちop.43(1902)
      ※1905年初演、小管弦楽とピアノのための作品
    ローズマリー(1915)
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弦楽合奏曲

    セレナードホ短調op.20(1892)
      ※1905年ロンドンで初演
    序奏とアレグロト短調op.47(1904〜05)
      ※1905年ロンドンで初演
    悲歌op.58(1909)
      ※1909年ロンドンで初演
    ため息op.70(1914)
      ※1914年ロンドンで初演
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協奏曲

    ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.61(1909〜10)
      ※1910年ロンドンで初演
    チェロ協奏曲ホ短調Op.85(1919)
      ※1919年ロンドンで初演
    ロマンスOp.62(1909)
      ※ファゴットと管弦楽のための作品、1911年初演
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室内楽曲

    ピアノ五重奏曲イ短調op.84(1918〜19)
      ※1919年ロンドンで初演
    弦楽四重奏曲第2番ホ短調op.83(1918)
      ※ロンドンで初演
    ヴァイオリン・ソナタホ短調op.82(1918)
      ※1919年初演
    気まぐれな女op.17(1891)
      ※ヴァイオリンとピアノのための作品
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ピアノ曲

    題名のない作品op.46(1901)
    ソナティネ(1889,改訂1931)
    セレナード(1932刊)
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オルガン曲

    オルガン・ソナタ第1番ト長調op.28(1895)
      ※4楽章の曲、1895年ウースターで初演
    11の晩課のヴォランタリーop.14(1890)
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オラトリオ

    生命の光op.29(1896)
      ※ソプラノ、アルト、テノール、バスと合唱、管弦楽の作品
      ※詞は、聖書によりE.カベル・キュア
    ジェロンティアスの夢op.38(1899〜1900)
      ※1900年バーミンガム音楽祭で初演、詞はJ.H.ニューマン
      ※メゾソプラノ、テノール、バスと合唱、管弦楽のための作品
    使徒たちop.49(1902〜03)
      ※1903年バーミンガム音楽祭で初演、詞は聖書により作曲者自身
      ※独唱、合唱、管弦楽の作品
    神の国op.51(1905〜06)
      ※1906年バーミンガム音楽祭で初演、詞は聖書により作曲者自身
      ※ソプラノ、アルト、テノール、バスト合唱、管弦楽の作品
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カンタータ

    黒い騎士op.25(1888〜89/1892〜93/1898改訂)
      合唱と管弦楽、詞はウーラント、ロングフェロー訳
    オラフ王の伝説よりの情景op.30(1894〜96)
      ※1896年ノーススタッフで初演、独唱、合唱と管弦楽の作品
      ※詞は、H.W.ロングフェローとH.A.アククオース
    カラクカクスop.35(1897〜98)
      ※1898年リーズ音楽祭で初演、詞はH.A.アクヲーズ
      ※ソプラノ、アルト、テノール、バスと合唱、管弦楽の作品
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合唱曲

    サルヴェ・レジナ(1876)
      ※合唱とオルガンの曲
    タントゥム・エルゴ(1876)
      ※合唱とオルガンの曲
    クレドホ短調(1877)
      ※合唱とオルガンの曲
    スターバト・マーテル(1886)
      ※無伴奏合唱の曲
    3つのモテットop.2(1887頃)
      ※1907年改訂、合唱とオルガンの曲
    モテット(1878)
      ※合唱とフルート、オーボエ、弦楽のための作品
    スペインのセレナードOp.23(1892)
      ※合唱と管弦楽、詞はロングフェロー
    バイエルンの高地からop.25(1895)
      1 踊り
      2 不実の恋
      3 子守歌
      4 切なる願い
      5 アルプスの牧場で
      6 射手
      ※詞はバイエルンの民謡から
      ※1896年ウースターで初演
    バラード「聖ジョージの旗」op.33(1897)
      ※1897年ロンドンで初演、詞はS.ウェンズリー
    テ・デウムとベネディクトゥスop.34(1897)
      ※合唱とオルガン、管弦楽のための曲
    戴冠式頌歌op.44(1901)
      ※1902年シェフィールドで初演、詞はA.C.ベンソン
      ※6曲からなる
    頌歌「ミュージック・メイカーズ」op.69(1912)
      ※メゾ・ソプラノと合唱、管弦楽とオルガンの曲、詞はA.オショーネシー
      ※1912年初演
    アンセムop.74(1914)
      ※バスと合唱、オルガンと管弦楽の曲、詞は聖書の詩篇による
    イギリス精神op.80(1915)
      ※1917年ロンドンで初演、ソプラノ、テノール、合唱と管弦楽、オルガンの曲
      ※詞はL.ビニョン、三曲からなる
    2つの歌op.71(1914)
      ※詞はH.ヴォーン
      1 驟雨
      2 泉
    丘の上の死op.72(1914)
      ※詞はマイコフ、R.ニューマーチ
    2つの歌op.73(1914)
      ※詞はマイコフ、R.ニューマーチ
      1 愛の嵐
      2 セレナード
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独唱曲

    海の絵op.37(1897〜99)
      ※1899年初演、アルトと管弦楽伴奏
      1 海の子守歌(詞はH.R.ノエル)
      2 港にて(詞はC.A.エルガー)
      3 安息日の朝の海(詞はE.B.ブロウニング)
      4 珊瑚礁のある所(詞はR.ガーネット)
      5 泳ぐ人(詞はA.L.ゴードン)
    歌曲集op.59(1909〜10)
      ※詞はパーカー
    カリヨンop.75(1914)
      ※語り手、管弦楽、オルガンの曲
    砂漠での声op.77(1915)
      ※ソプラノ、管弦楽と語り手のための曲
    艦隊の攻撃(1917)
      ※1917年初演、バリトン4と管弦楽の作品、詞はR.キプリング
    兵士の歌(1884?)
      ※ヘイワードの詞による歌曲
    メアリー女王の歌(1887)
      ※1889年改訂、テニスンの詞による歌曲
    夜明けの風(1888)
      ※ロバーツの詞による歌曲
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