まだ不完全なシベリウス作品リスト


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 フィンランドの国民的代作曲家。初めは法律家を目指してヘルシンキ大学で法律を学びま
したが、後に音楽に転じ、ヘルシンキ音楽院でM.ウェゲーリウスに作曲を学びました。ベ
ルリンやウィーンにも留学し、1897年からフィンランド政府の年金を得て、作曲に専念
しました。後期ロマン派とロシア音楽の影響下に、フィンランド固有の音楽語法を消化する
独特な様式で、あらゆる分野にわたって多数の作品を残しました。

曲種別目次


オペラ 劇音楽 交響曲 管弦楽曲 弦楽合奏 吹奏楽の曲 独奏と管弦楽の作品
室内楽 ヴァイオリン曲 チェロ曲 ピアノ曲 オルガン曲 独唱・合唱・管弦楽の曲
合唱曲 無伴奏合唱曲 二重唱曲 独唱と管弦楽の曲 歌曲 その他


オペラ

    塔の乙女(?)
      ※1幕もの、台本はR.ヘルツベリ、1896年ヘルシンキで初演
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劇音楽

    水の精(1888)
      ※G.ヴェンネルベリの劇のための2つの歌曲
    カレリア(1893)
      ※カレリア(現ロシア領)で上演する野外劇のための音楽
      ※全9曲であるが、後に序曲op.10と3曲からなる組曲op.11に改編された
      ※1893年ヘルシンキで初演
    クリスティアン2世Op.27(1898)
      ※A.パウルの劇のための音楽、全7曲、後に第4曲を除いて組曲に改編
      ※1898年ヘルシンキで初演
    とかげOp.8(1909)
      ヴァイオリンと弦楽四重奏のための音楽、Lybeckの劇のため
    クオレマ(死)Op.44(1903)
      ※6曲からなる管弦楽曲、A.ヤーネフェルトの劇のために作曲
      ※第1曲は後に「悲しいワルツ」として出版
      ※1903年ヘルシンキで初演
    ペレアスとメリザンドOp.46(1905)
      ※11曲からなるメーテルランクの劇のための作品
      ※独唱と管弦楽のための音楽
      ※1905年ヘルシンキで初演
    ベルシャザールの饗宴Op.51(1906)
      ※8曲からなる管弦楽のための作品
      ※H.プロコーペの劇のために作曲
      ※1906年ヘルシンキで初演
    白鳥姫Op.54(1908/1908初演)[Orch][14曲]〔※ストリンドベリの劇のため〕     鳥の言葉(1911)
      ※パウルの劇のため、第3幕への1曲のみ
      ※1911年ミュンヘンで初演
    スカラムーシュOp.71(パントマイム)(1913)
      ※21曲からなる。クヌートセン&ブロックの劇のための音楽
      ※1922年コペンハーゲンで初演
    誰でもOp.83(1916)
      ※1916年ヘルシンキで初演
      ※ホフマンスタールの劇のための音楽、合唱、ピアノ、オルガンと管弦楽のための作品
    テンペストOp.109(1925)
      ※1926年コペンハーゲンで初演
      ※編成は合唱とハルモニウム、管弦楽、34曲からなる
      ※シェイクスピアの劇のため
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交響曲

    交響曲第1番ホ短調Op.39(1899/1900改訂)
      ※1899年ヘルシンキで初演
    交響曲第2番ニ長調Op.43(1901〜02)
      ※1902年ヘルシンキで初演
    交響曲第3番ハ長調Op.52(1907)
      ※1907年ヘルシンキで初演
    交響曲第4番イ短調Op.63(1911)
      ※1911年ヘルシンキで初演
    交響曲第5番変ホ長調Op.82(1914〜15/1916,1919改訂)
      ※1911年ヘルシンキで初演(シベリウス生誕50年記念演奏会)
    交響曲第6番ニ短調Op.104(1923)
      ※1923年ヘルシンキで初演
    交響曲第7番ハ長調Op.105(1924)
      ※1924年ストックホルムで初演
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管弦楽曲

    序曲イ短調1890〜91)
    序曲ホ長調(1891[
      ※1891年ヘルシンキで初演
    バレエの情景(1891)
      ※1891年ヘルシンキで初演
    交響詩「伝説(エン・サガ)」Op.9(1892/1902改訂)
      ※1893年ヘルシンキで初演
    序曲「カレリア」Op.10(1893)
      ※1893年ヘルシンキで初演
    組曲「カレリア」Op.11(1893)
      ※同名の劇音楽より編曲、1893年ヘルシンキで初演
        1 間奏曲
        2 バラード
        3 行進曲風に
    森の精op.15(1894)
      ※同名のメロドラマより編曲、1894年ヘルシンキで初演
    メヌエット「テンポ・ディ・メヌエット」(1894)
    カッサシオンOp.6(1895/1905改訂)
      ※1904年ヘルシンキで初演、未出版
    即興曲「春の歌」Op.16(1894/1895,1903改訂)
      ※1895年ヘルシンキで初演
    組曲「レミンカイネン」−4つの「カレワラ」伝説op.22
        1 レミンカイネンと島の乙女たち(1895/1897,1935改訂)
        2 トゥオネラの白鳥(1893/1897,1900改訂)
        3 トゥオネラのレンミンカイネン(1895/1896,1900改訂)
        4 レンミンカイネンの帰郷(1895/1897,1900改訂)
      ※初めはフィンランドの叙事詩「カレワラ」による歌曲として企画された。
      ※現在は4曲をそれぞれ独立した交響詩として扱われる
      ※最初の版では2と3の順序が逆
    組曲「歴史的情景」第1番op.25(1899,1911改訂)
        1 序曲風に
        2 情景
        3 祭り
    交響詩「フィンランディア」Op.26(1899/1900改訂)
      ※帝政ロシア(当時フィンランドはロシア領)による新聞弾圧に抗して開催された
      イベントのために作曲された。活人画のための音楽
    悲しきワルツOp.44-1(1904)
      ※小編成の管弦楽のための曲。       ※付随音楽「クオレマ」より編曲
    鶴のいる風景Op.44-2(1906)
      ※付随音楽「クオレマ」より編曲
    交響詩「森の精」Op.45-1(1910)
    舞踏間奏曲Op.45-2(1904/1907改訂)
    交響詩「ポヒョラの娘」Op.49(1906)
      ※1906年ペテルブルクで初演
    舞踏的間奏曲「パンとエコー」Op.53(1906/1909改訂)
    交響詩「夜の騎行と日の出」Op.55(1909)
      ※1909年ペテルブルクで初演
    イン・メモリアム(葬送行進曲)Op.59(1909//1910改訂)
      ※1911年ヘルシンキで初演
    ロマンティックなワルツop.62b(1910)
      ※付随音楽「クオレマ」第2版に加えられた曲
    組曲「歴史的情景第2番」)Op.66(1912)
      ※1912年ヘルシンキで初演
        1 狩り
        2 愛の歌
        3 はね橋にて
    交響詩「吟遊詩人」Op.64(1913/1914改訂)
      ※1913年ヘルシンキで初演
    交響詩「大洋の女神」Op.73(1914/1914改訂)
      ※1914年ノーフォーク音楽祭で初演
    アカデミー行進曲(1919)
      ※1919年ヘルシンキで初演
    3つの小品Op.96(1919〜20)
        1 抒情的なワルツ(1920)
        2 むかしむかし−田園的情景(1919)
        3 騎士のワルツ(1920)
    かわいらしい組曲Op.98a(1921)
        1 小さな情景
        2 ポルカ
        3 エピローグ
    交響詩「ティエラ」(1894)
      ※吹奏楽のための音楽
    交響詩「タピオラ」Op.112(1925)
      ※1926年ニューヨークで初演
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弦楽合奏

    肖像(1901)
    ロマンスハ長調op.42(1903)
      ※1904年トゥルクで初演
    組曲「恋する人」Op.14(1911)
      ※弦楽、トライアングル、ティンパニ
      ※合唱曲より編曲、1912年ヘルシンキで初演
      1 恋する人
      2 恋する人の通る道
      3 おやすみ、愛しい人、私の愛する小鳥
    カンツォネッタop.62a(1911)
      ※付随音楽「クオレマ」より編曲、1911年ヘルシンキで初演
    田園組曲Op.98b(1921)
        1 特徴的な小品
        2 悲歌的な旋律
        3 舞曲
    性格的組曲Op.100(1922)
        1 ヴィーヴォ
        2 レント
        3 コーモド
      ※ハープと弦楽
    祝祭アンダンテ(1924)
    抒情的アンダンテ(1924)
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吹奏楽の曲

    交響詩「ティエラ」(1894)
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独奏と管弦楽の曲

    ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47(1903/1905改訂)
      ※1904年ヘルシンキで初演、1905年改訂版をベルリンで初演
    2つのセレナードOp.69(1912〜13)
      ※1915年ヘルシンキで初演
      1 ニ長調
      2 ト短調
    荘重な旋律Op.77(1914)       1916年初演
      1 讃歌「わが心の喜び」
      2 祈り「わが心からの」
    2つのユモレスクOp.87(1917)
      1 ニ短調
      2 ニ長調
    4つのユモレスクOp.89(1917)
      1 ト短調
      2 ト短調
      3 変ホ長調
      4 ト短調
    ヴァイオリンと弦楽のための組曲ニ短調Op.117(1930頃)
      ※1990年初演、1991年にシベリウス協会がOp.117の番号を与えた
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室内楽

    メヌエット(1890〜91)
      クラリネット、2コルネット、2ホルン、バリトン・サクソフォン、チューバ
    アンダンティーノ(1890〜91)
      クラリネット、2コルネット、2ホルン、バリトン・サクソフォン、チューバ
    ピアノ五重奏曲ト短調(1889)
    弦楽四重奏曲変ホ長調(1885)
    弦楽四重奏曲イ短調(1889)
    弦楽四重奏曲変ロ長調Op.4(1890)
    弦楽四重奏曲ニ短調Op.56「親愛なる声」(1909)
    ピアノ四重奏曲ホ短調(1884)
    ピアノ四重奏曲ハ長調(1891)
    四重奏曲ト短調(1887)
      ※ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、ハルモニウム
    主題と変奏嬰ハ短調(1888)
      ※2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ
    ピアノ三重奏曲イ短調(1884?)
    ピアノ三重奏曲ト長調(1885?)
    ピアノ三重奏曲「コルポ・トリオ」(1887)
    ピアノ三重奏曲ハ長調「ロヴィーサ・トリオ」(1888)
    組曲イ長調(1889)
      ※ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ
    水滴(1876)
      ※ヴァイオリン、チェロ
    ロンド(1893)
      ※ヴィオラ、ピアノ
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ヴァイオリン曲

    ヴァイオリン・ソナタニ短調(1881〜82)
    ヴァイオリン・ソナタへ長調(1889)
    アンダンテ・カンタービレ(1887)
    2つの小品op.2(1882)
      ※1912年改訂
      1 ロマンス
      2 エピローグ(無窮動)
    子守歌(1899)
      ※ヴァイオリンとフィンランドの民族楽器カンテレのための作品
    4つの小品op.78(1915-19)
      ※3のみ1919年作曲
      1 即興曲
      2 ロマンス
      3 レリジョーソ
      4 リゴドン
    6つの小品(1915)
      1 思い出
      2 テンポ・ディ・メヌエット
      3 特徴的な舞曲
      4 でレナード
      5 牧歌的舞曲
      6 子守歌
    ソナティナホ長調op.80(1915)
      ※3楽章からなる
    5つの小品op.81(1915)
      1 マズルカ
      2 ロンディーノ
      3 ワルツ
      4 オバド
      5 メヌエット
    ノヴェレッテop.102(1923)
    5つの田園舞曲op.106(1925)
    4つの小品op.115(1929)
      1 荒れ地にて
      2 バラード
      3 ユモレスク
      4 鐘
    3つの小品op.116(1929)
      1 舞踏の情景
      2 特徴的な舞曲
      3 ロマンティックなロンド
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チェロ曲

    幻想曲(1884)
    アンダンティーノ(1884)
    メランコリーop.20(1901)
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ピアノ曲

    夕暮れに(1887)
    アンダンティーノ(1888)
    スケルツォ(1888?)
    組曲「フロレスタン」(1889)
    アレグレット(1889)
    6つの即興曲(1893)
      ※5番目と6番目の曲は後に弦楽合奏用に編曲(叙情的アンダンテ)。
    ピアノソナタへ長調op.12(1893)
    騎士(1900)
    10の小品op.24
      1 即興曲(1894)
      2 ロマンスイ長調(1894)
      3 カプリス(1895)
      4 ロマンスニ短調(1895)
      5 ワルツ(1895)
      6 牧歌(1898)
      7 アンダンティーノ(1898)
      8 夜想曲(1900)
      10 ロマンス変ニ長調(1903)
      11 舟歌(1903)
    6つのフィンランド民謡(1903)
      1 私の大好きな人
      2 心からおまえを愛する
      3 夕方になって
      4 なんときれいな娘
      5 兄弟を殺したやつ
      6 結婚のしるし
    叙情的瞑想(1912〜14)op.40
      1 小ワルツ
      2 無言歌
      3 ユモレスク
      4 メヌエット
      5 子守歌
      6 旋律的瞑想
      7 ロンドレット
      8 スケルツァンド
      9 小さなセレナード
      10 ポロネーズ
    10のバガテルop.34(1914〜16)
      1 ワルツ
      2 踊り歌
      3 マズルカ
      4 おどけ歌
      5 からかい歌
      6 夢想
      7 羊飼いの踊り
      8 ハープ弾き
      9 探索
      10 思い出
    キュリッキ−3つの叙情的小品op.41(1904)
      ※「キュリッキ」は、「カレワラ」の中で、レミンカイネンが略奪して妻とした女性の名前。
      1 ラルガメンテ(アレグロ)
      2 アンダンティーノ
      3 コモド
    10の小品op.58(1909)
      1 夢想
      2 スケルツィーノ
      3 変奏曲
      4 羊飼い
      5 夕べ
      6 対話
      7 テンポ・ディ・メヌエット
      8 漁夫の歌
      9 セレナード
      10 夏の歌
    3つのソナティナop.67(1912)
      1 嬰へ短調
      2 ホ長調
      3 変ロ長調
    2つのロンディーノop.68(1912)
      1 嬰ト短調
      2 嬰へ短調
    スペイン風に(1913)
    憧れに(1913)
    4つの叙情的小品op.74(1914)
      1 牧歌
      2 やさしい西風
      3 舞踏会にて
      4 故郷にて
    5つの小品(樹木の組曲)op.75(1914)
      1 ピヒラヤの咲く時
      2 寂しい樅の木
      3 ポプラ
      4 白樺の木
      5 樅の木
    13の小品op.76(1914)
      1 スケッチ
      2 練習曲
      3 鐘
      4 ユモレスク
      5 慰め
      6 小ロマンス
      7 アフェットゥオーソ
      8 子どもの小品
      9 アラベスク
      10 悲歌的に
      11 リンネ草
      12 小カプリッチョ
      13 道化
    5つの小品(花の組曲)op.85(1916)
      1 ヒナギク
      2 カーネーション
      3 アイリス
      4 金魚草
      5 釣り鐘草
    マンドリナート(1917)
    6つの小品op.94(1919)
      1 踊り
      2 ノヴェレッテ
      3 ソネット
      4 羊飼いの男と女
      5 メロディ
      6 ガヴォット
    6つのバガテルop.97(1920)
      1 ユモレスク
      2 歌
      3 小ワルツ
      4 おどけた行進曲
      5 即興曲
      6 ユモレスク2
    8つの小品op.99(1922)
      1 おどけた小品
      2 スケッチ
      3 思い出
      4 即興曲
      5 クプレ
      6 アニモーソ
      7 ワルツのひととき
      8 小行進曲
    5つのロマンティックな小品op.101(1923)
      1 ロマンス
      2 夕べの歌
      3 叙情的情景
      4 ユモレスク
      5 ロマンティックな情景
    5つの特徴的な印象op.103(1924)
      1 村の教会
      2 ヴァイオリン弾き
      3 船の漕ぎ手
      4 嵐
      5 悲しみに沈んで
    M.ジャコブ・ド・ジュランのモティーフによるロマンティックな小品(1925)
    5つのスケッチop.114(1929)
      1 風景
      2 冬の情景
      3 森の湖
      4 森の中の歌
      5 春の幻影
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オルガン曲

    2つの小品op.111
      1 イントラーダ(1925)
      2 葬送の曲(1931)
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独唱・合唱・管弦楽の曲

    交響詩「クレルヴォ」(クレルヴォ交響曲)op.7(1892)
      ※1892年ヘルシンキで初演、詞は「カレワラ」より
      ※編成はソプラノ、バリトン、男声合唱、管弦楽
    ニコライ2世の戴冠式のためのカンタータ(1896)
      ※1896年ヘルシンキで初演、ニコライ2世は最後のロシア皇帝
    大学祝典のカンタータop.23(1897)
      ※独唱、合唱と管弦楽のための曲、詞はA.V.フォルスマン=コスキニエス
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合唱曲

    大学祝典のカンタータ(1894)
      ※1894年ヘルシンキで初演、詞はエ.レイノ
      ※編成は合唱と管弦楽
    即興曲op.19(1902)
      ※編成は女声合唱と管弦楽、1902年ヘルシンキで初演
      ※詞はA.リュドベリ
    即興曲「サンデルス」op.28(1898)
      ※1900年ヘルシンキで初演、1915年改訂
      ※編成は男声合唱と管弦楽、詞はJ.L.ルーネベリによる
    即興曲「スネフリード」op.29(1900)
      ※1900年ヘルシンキで初演、編成は朗読、合唱と管弦楽
      ※詞はア.リュドベリ
    即興曲「ウレオ川の氷解け」op.30(1898)
      ※編成は朗読、男声合唱と管弦楽、詞はA.リュドベリ
    レミンカイネンの歌op.31-1(1894?)
      ※男声合唱と管弦楽、詞はヴェイヨラ
    アテネ人の歌op.31-3(1899)
      ※1899年ヘルシンキで初演、詞はA.リュドベリ
      ※童声合唱、男声合唱、6サキソフォン、打楽器
    おまえに勇気があるかop.31-2(1904〜13)
      ※男声合唱、管弦楽、詞はJ.J.ヴェクセル
    火の起源op.32(1902)
      ※1910年改訂、1902年ヘルシンキで初演
      ※男声合唱と管弦楽、詞はカレワラより
    カンタータ「放たれた女王」op.48(1906)
      ※1906年ヘルシンキで初演、合唱と管弦楽のための作品
      ※詞はP.カヤンデル
    フィンランド狙撃兵(イェガタイ)行進曲op.91-1(1918)
      ※1918年ヘルシンキで初演、無伴奏男声合唱(後に管弦楽付きに改訂)
      ※詞はヌルミオ、「イェガタイ」は1917年のロシア革命後に赤軍と戦ったフィンランドの白軍(ドイツで訓練された)
    デンマークの少年団の行進曲op.91-2(1917)
      ※無伴奏(または管弦楽付き)合唱
      ※ガール・スカウト世界連盟の大会歌によりH.プロコーペ詞
    カンタータ「我が祖国」op.92(1918)
      ※1918年ヘルシンキで初演、合唱と管弦楽のための作品、詞はカッリオによる
    カンタータ「大地の歌」op.93(1919)
      ※1919年トゥルクで初演、合唱と管弦楽の作品、詞はJ.ヘンメル
    カンタータ「大地の讃歌」op.95(1920)
      ※1920年ヘルシンキで初演、合唱と管弦楽の作品、詞はE.レイノ
    讃歌「主のめぐみ」(1925)
      ※合唱と管弦楽
    讃歌op.107(1925)
      ※合唱とオルガン
    ヴァイノ讃歌op.110(1926)
      ※1926年初演
    フリーメーソンの典礼音楽op.113(1927〜46)
      ※全12曲、1948年改訂、男声合唱、ピアノとオルガン
      ※詞はゲーテ、シラーなど
    カレリアの運命(愛国行進曲)(1930)
      ※男声合唱とピアノ、詞はヌルミネン
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無伴奏合唱曲

    労働者の行進曲(1893〜96)
      ※詞はエルッコ
    恋する人op.14(1893)
      ※1894年弦楽伴奏付きに編曲、1898年混声合唱用に編曲
      ※1894年ヘルシンキで初演、男声合唱曲、詞はカンテレタルより
      ※1911年弦楽合奏曲組曲に編曲
    朝霧にぬれて(1896)
      ※童声3声合唱(または男声、または混声)
      ※詞はエルッコ
    6つの合唱曲op.18
      1 歌いつぶした声(1898)
          ※詞はカンテレタルより
      2 ごきげんよう、お月様(1901)
          ※詞はカレワラより
      3 船の旅(1893)
          ※詞はカレワラより
      4 島の火(1895)
          ※詞はカンテレタルより
      5 木こりの歌(1898)
          ※詞はA.キヴィ
      6 わが心の歌(1898)
          ※詞はA.キヴィ
      ※男声合唱(四部),後に3曲追加して、全9曲となった。
    讃歌「苦しみの世界に生まれたもう」op.21(1896)
      ※男声四部合唱,詞はF.グスタフソン
    つぐみのように慌ただしく(1898)
      ※男声四部合唱、詞はカンテレタルより
    カルミナリア(1899)
      ※ソプラノ、アルト、バス(ピアのまたはハルモニウムの随意伴奏)、詞はラテン語の学制歌より
    祖国に−一つの力(1900)
      ※男声四部合唱、詞はP.カヤンデル、後にop.18に含まれる
    テレーゼ・ハールに(1902)
      ※詞はタヴァスチェルナ
    郷愁(1902)
      ※女声三部合唱、詞はW.v.コノウ
    異郷にいる私の兄弟(1904)
      ※男声4部合唱、後にop.18に含まれる
    小学生の行進曲(1910)
      ※童声合唱、詞はO.ペッカ
    カンタータ(1911)
      ※女声合唱、詞はW.v.コノウ
    2つの合唱曲op.65
      1 陸と海から来た人たち(1911)
        ※詞はE.クナーペ、混声四部合唱
      2 カリオの教会の鐘(1912)
        ※詞はエングストレーム、混声四部合唱
    夢(1912)
      ※混声四部合唱、詞はロイテル
    ウースマーの人々の歌(1912)
      ※混声4部合唱、詞はテルヒ
    祝典行進曲(1912)
      ※詞はE.レイノ
    アメリカ人学校のための3つの歌(1913)
      1 秋の歌
        ※詞はディクソン
      2 湖の上の陽は沈み
        ※詞はW.スコット
      3 騎兵のキャッチ
        ※詞はマックレード
    5つの合唱曲op.84
      1 ラーゲル氏(1914)
        ※詞はB.フリョーディング
      2 山の上で(1915)
        ※詞はB.グリペンベリ
      3 夢のハーモニー(1915)
        ※詞はB.フリョーディング
      4 永遠の愛(1915)
        ※詞はB.グリペンベリ
      5 海辺へ(1915)
        ※詞はロイター
    月光を浴びて(1916)
      ※男声合唱、詞はスオニオ
    フリードリンの愚行(1917)
      ※詞はカールフェルト
    フィンランドのイェガタイ大隊行進曲op.91-1(1917)
      ※無伴奏(または管弦楽付き)男声4部合唱、詞はヌルミオ
    ヨナの航海(1918)
      ※男声合唱、詞はカールフェルト
    戸外の嵐を聞く(1918)
      ※男声合唱、詞はシベルグソン
    ヴィーブリの合唱団の祝賀行進曲(1920)
      ※男声合唱、詞はエローラ
    我が兄弟(1920)
      ※男声合唱、詞はJ.アホ
    肖像(1922)
      ※男声合唱、詞はJ.L.ルーネベリ
    2つの合唱曲op.108(1925)
      1 ユモレスク
      2 遠い道を行く旅人たち
      ※男声合唱、詞はキェスティ
    3つのアンティフォナ(1925)
      1 棕櫚の主日
      2 万聖節に
      3 祈りの日に
    学校への道(1925)
      ※童声合唱、詞はコスケンニエミ
    主よ、汝は偉大なり(1927)
      ※合唱または男声合唱、詞はコルペラ
    橋の警備兵(1929)
      ※男声合唱、詞はソラ
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二重唱曲

    思い(1915)
      ※ソプラノ2とピアノ、詞はJ.L.ルーネベリ
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独唱と管弦楽の曲

    アリオーソop.3(1893)
      ※詞はJ.L.ルーネベリ、1913年に管弦楽に編曲
    セレナード(1895)
      ※バリトンと管弦楽、詞はスタグネリウス
    急流下りの名人の花嫁たちop.33(1893)
      ※1897年ヘルシンキで初演、バリトンまたはメゾソプラノと管弦楽、詞はA.オクサネン
    交響詩「大気の精」op.70(1913)
      ※ソプラノと管弦楽、詞は「カレワラ」より
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歌曲

    セレナード(1888)
      ※詞は、J.L.ルーネベリ
    5つのクリスマスの歌op.11(1895〜1913)
      1 クリスマスがもうそこに来ている
        ※詞は、Z.トベリウス
      2 クリスマスがやってくる
        ※詞は、Z.トベリウス
      3 外は暗くなる
        ※Z.トベリウス
      4 栄誉はいらない
        ※Z.トベリウス
      5 雪は深く積もって
        ※詞は、ヨウカハイネン
    7つの歌op.13
      ※詞は、J.L.ルーネベリ
      1 岸辺の樅の木の下で(1892)
      2 口づけの願い(1892)
      3 心のあけぼの(1891)
      4 春は急ぎすぎゆく(1891)
      5 夢(1891)
      6 フリッガに寄せて(1892)
      7 若い猟人(1891)
    7つの歌op.17
      1 あれ以来私はたずねたことがなかった(1894)
        ※詞は、J.L.ルーネベリ
      2 さあ、おやすみ(1894)
        ※詞はタヴァスチェルナ
      3 誘惑(1891)
        ※詞はタヴァスチェルナ
      4 迷い(1894)
        ※詞はタヴァスチェルナ
      5 とんぼ(1894?)
        ※詞はレヴェリティン
      6 夕べに(1898)
        ※詞はA.V.フォルスマン=コスキミエス
      7 川面に漂う流木(1898)
        ※詞はカラムニウス
    帆走(1899)
      ※詞はエクイスト
    泳げ、青い鴨(1899)
      ※※詞はA.V.フォルスマン=コスキミエス
    タイスへの讃歌(1900)
      ※詞はボルグストレーム
    喪失(1906)
      ※詞はブッセ・パルモ
    2つの歌op.35(1907〜08)
      1 ユバル
        ※詞はユーセフソン
      2 テオドラ
        ※詞はB.グリペンベリ
    6つの歌op.36(1899)
      1 黒いバラ
        ※詞はユーセフソン
      2 しかし私の小鳥は姿を見せない
        ※詞はJ.L.ルーネベリ
      3 ドリアノンでのテニス
        ※詞はフリョーディング
      4 インガリル「そよげ葦」
        ※詞はフリョーディング
      5 3月の雪
        ※詞はJ.J.ヴェクセル
      6 3月の雪の上のダイアモンド
        ※J.J.ヴェクセル
    5つの歌op.37
      1 初めての口づけ(1898)
        ※詞はJ.L.ルーネベリ
      2 小さなラッセ(1898)
        ※詞はZ.トベリウス
      3 日の出(1898)
        ※詞はヘドベリ
      4 それは夢か(1902)
        ※J.J.ヴェクセル
      5 逢い引きから戻った娘(1901)
        ※詞はJ.L.ルーネベリ
    5つの歌op.38
      1 秋の夕べ(1903)
        ※詞はA.リュドベリ
      2 海辺のバルコニーで(1902)
        ※詞はA.リュドベリ
      3 夜に(1903)
        ※詞はA.リュドベリ
      4 ハープ弾きとその息子(1904)
        ※詞はA.リュドベリ
      5 私はインドへ行きたい(1904)
        ※詞はフリョーディング
    6つの歌op.50(1906)
      1 春の歌
        ※詞はフィトガー
      2 あこがれ
        ※詞はワイス
      3 乙女が野原で歌っている
        ※詞はズスマン
      4 不安な胸より
        ※詞はR.デーメル
      5 静かな都会
        ※詞はR.デーメル
      6 バラの歌
        ※詞はR.リッター
    8つの歌(1909)
      ※詞はすべてユーセフソン
      1 妖精とかたつむり
      2 道端に立つ花
      3 水車の輪
      4 5月
      5 私は一本の木
      6 マグヌス大公
      7 友情の花
      8 水の精
    2つの歌−シェイクスピアの「十二夜」によるop.60(1909)
      1 死よ近づくな
      2 私が召使だったとき
      ※初めはギーターまたはピアノ伴奏用、後にハープと弦楽伴奏用に編曲
    8つの歌op.61(1910)
      1 夕日のようにゆっくりと
        ※詞はタヴァスチェルナ
      2 岸を討つ波
        ※詞はA.リュドベリ
      3 私が夢見るとき
        ※詞はタヴァスチェルナ
      4 ロメオ
        ※詞はタヴァスチェルナ
      5 ロマンス
        ※詞はタヴァスチェルナ
      6 暇を楽しむ
        ※詞はタヴァスチェルナ
      7 むなしい望み
        ※詞はJ.L.ルーネベリ
      8 春の日
        ※B.グリペンベリ
    6つの歌OP.72
      1 さようなら(1914)
        ※詞はA.リュドベリ
      2 オリオンの帯(1914)
        ※詞はz.トペリウス
      3 口づけ(1915)
        ※詞はA.リュドベリ
      4 山彦(1915)
        ※詞はキェスティ
      5 さすらい人と小川(1915)
        ※詞はグライフ
      6 百の道(1907)
        ※詞はJ.L.ルーネベリ
    6つの歌op.86(1916)
      1 春の訪れ
        ※詞はタヴァスチェルナ
      2 憧れは私の財産
        ※詞はカルルフェルト
      3 秘密同盟
        ※詞はスノイルスキー
      4 さらに別な考えがあるか
        ※詞はタヴァスチェルナ
      5 歌手の報酬
        ※詞はスノイルスキー
      6 姉妹よ、兄弟よ
        ※詞はリューベック
    6つの歌op.88(1917)
      1 青アネモネ
        ※詞はフランセン
      2 2つのバラ
        ※詞はフランセン
      3 つまとり草
        ※詞はフランセン
      4 アネモネ
        ※詞はJ.L.ルーネベリ
      5 いばら
        ※詞はJ.L.ルーネベリ
      6 花の定め
        ※詞はJ.L.ルーネベリ
    6つの歌op.90(1917)
      ※詞はJ.L.ルーネベリ
      1 北方
      2 彼女の便り
      3 朝
      4 鳥刺し
      5 夏の夜
      6 誰がおまえをここに連れてきた
    水仙(1918?)
      ※詞はJ.L.ルーネベリ
    少女(1920)
      ※詞はプロコーペ
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その他

    あこがれ(1887)
      ※朗読とピアノ、詞はスタグネリウス
    妬ましき夜(1888)
      ※朗読とヴァイオリン、チェロ、ピアノ、詞はJ.L.ルーネベリ
    伯爵夫人の肖像(1906)
      ※朗読と弦楽合奏、詞はトベリウス
    一筋のスキーの跡(1925)
      ※朗読とピアノ、1948年に朗読と管弦楽に改編、詞はB.グリペンベリ
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